2007年10月23日

紅葉の名所

いよいよ秋らしい気候になってきましたね。先日とある雑誌上で今まで知らなかった紅葉の名所を発見しました。厭離庵(えんりあん)と呼ばれる臨済宗の尼寺です。厭離庵とは、飽きることがない、嫌になることがないほどの庵といった意味らしいです。この庵の歴史を遡ると京極中納言と云われた藤原定家の山荘の跡なるそうです。定家は京極二条の本邸の他に幾つかの別邸を持っており、その一つは同志社大学近くに冷泉家として伝わっています。そして嵯峨の小倉山近くに構えたのが、今に続くこの厭離庵と云われます。さほど広くない境内には本堂、庭園、そして大正時代に再建された桂離宮を模したと云われる四帖向切の「時雨亭」(しぐれてい)の茶室、定家が洗筆に用いた柳の水、藤原走家・為家父子のお墓、石塔である定家塚が残されています。


住宅街の奥まった所に厭離庵はあり、普段非公開で、紅葉の頃だけ公開されています。11月20日ごろに見頃を迎えますが、庭に散った真っ赤な紅葉、散紅葉を眺めるのも素敵ですよね。苔むす小さな庭園が真っ赤な紅葉にさらに彩りをくわえます。厭離庵へはJR嵯峨野線、嵯峨嵐山駅から歩いて15分、二尊院の門の北側の道を東へ二、三分です。住宅街にあり、見落としやすいらしいのでお気をつけを。

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