2007年11月27日

三瀧寺へ行こう!

原爆により壊滅した広島市内は古い建築物が殆ど残っておらず、趣のあるお寺がほとんどないが、数少ない例外として三瀧寺がある。ここはいいですよー。(観光地という意味において)京都のお寺と比べても遜色ない趣深さがある。


市街地の西北に位置する三瀧山の山麓にあるこの真言宗の名刹は、名前の通り境内に3本の滝が流れている。


山門から一番上流にある幽明の滝まで上り坂で約10分ほど、ただ道の途中に三本の滝以外にもいろいろ見所があって足が止まりがちになる。


まず山門をくぐって直ぐ右側の道を少し上ると多宝塔(二重の塔)がありますが、ここは晩秋には絶好の紅葉狩りスポットになるでしょう。

も少し歩くと、大きな釣鐘があり、それを過ぎるとしばらく石畳の階段が続く。この辺りから両側に山が迫ってきてうっそうとした感じになる。左側に走る水路もなかなか心地よい。右側にはユニークな姿の十六羅漢像も見え、京都の愛宕念仏寺を彷彿とさせる。


石畳の階段が途切れる頃、左手に茅葺きの小さな庵と手入れのよく行き届いた小さな日本庭園がある。そしてその庭園越しに三瀧の中のメインディッシュ、梵音の滝が目に飛び込んでくる。このあたり、メインディッシュにふさわしく、滝を借景にした庵と庭園の見事な配置に思わずあっぱれ!


すばらしい風景の余韻に浸りながらさらに暫く歩くと本堂にたどり着く。本堂内は畳敷きで、中央付近に木造の阿弥陀如来像が鎮座ましましている。阿弥陀仏、Rocks!入り口や出口付近には仁王像や金剛力士像など四体が警護にあたっている。この本堂は原爆で半壊した為戦後作り直されたらしいが、平安時代当時の様式に倣って再建されたという。崖の上に立っており下の参道から見上げると清水寺を連想させる。


本堂の真上には、三瀧最後の幽明の瀧がある。瀧自体はどうっていうことないが、これは広島では有名な名水に一つで、毎年8月16日の広島平和記念式典でも献水されるらしい。飲んでみるとあまりくせがなく普通においしい。せっかくなので持っていたペットボトルに入れて持って帰ったが、そのまま数日間忘れてしまい、数日後に飲もうとしたらさすがに臭くなっていた。

幽明の滝からさらに上へ登ろうとすると、そこからは三滝山頂へ至る山道となる、こちらは約1.5時間のハイキングコースなので、また別の機会に歩いてみたいと思っている。

これまでだらだらと書いた他にもいろいろ興味をそそられる何十体もの摩崖仏や石碑が参道脇に目白押しでかなり面白い。広島に来たら、平和公園と原爆ドームだけではなく、ぜひ三瀧寺へも足を伸ばしてみてください。ジェイホッパーズ広島からは市電で横川駅まで行き、その後2キロ程度徒歩、またはバスセンターまで歩き、そこから直通バスに乗る。約どちらも約30-40分程度です。

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