2009年5月31日

遍路のススメ

突然ですが、2年前から、区切り打ち(一回で全部回らず、数回に分けて行くこと)で四国八十八箇所参りをやっております。

てことで、先日またお休みを頂いて行ってきました。

今回は、高知市内からまだ南の窪川から足摺岬、そしてそのまま西海岸を回って宿毛に入り、愛媛県はじめの札所である40番の観自在寺まで参るコース。
正直このエリアは、香川県民でもなかなか行くことがないくらい1番札所から一番遠いところで、さらに海の景色がバツグンにいいだろうということで、一番楽しみにしていたコース。
なので出発前からテンションは最高潮です。


まだインフルエンザ騒動の真っ只中だった先週、遍路相方とマスク着用で夜行バスに乗り込み、いざ出発。

その移動中は雨が降っていましたが、高知の須崎に着いたときには文句なしの快晴。
早速最寄駅からウキウキと歩いて、今回初めのお寺となる37番札所の岩本寺へ。

朝一番だったので人も少なく、しかも雨上がりで風が吹くたび木々から雫がシャワーになって落ちてくるという、マイナスイオンたっぷりのとってもすがすがしいスタートを切れました。



このお寺の本堂は、その天井にプロからアマチュアまでたくさんの人に描かれた絵画でギッシリ埋め尽くされていることでも有名で、納経所の人に了承を得て写真を撮らせていただきました。


ゴージャス! の一言。 なんとマリリンモンローまで。。


その後、一日目はまだ海側に出ることはできず、でも日本最後の清流を横に眺めながら
延々と歩き続けます。

河口近くになっても変わらずキレイな四万十川に、しょっちゅうウットリ。


ニ日目に寄ったコンビニで、こんなベンチを見かけました。お言葉に甘えて休憩(笑)



遍路道は、昔ながらの急でマムシが出るような険しい山道を歩くこともあれば、車がビュンビュン走るアスファルトの国道を歩くこともあったり、なかなかバリエーションに富んでいることが面白さの一つ。


ここは今回最もテンションが上がった場所 その①。この橋を渡って、ビーチを歩いていきます。


修行っぽい?   この後調子に乗ってたら深みに足をとられてコケましたが(笑)



歩き遍路と一言にいっても、そのきっかけや歩き方は人それぞれです。男性ならずっと野宿中心で歩き通す人も多いし、一日最低40km歩いたり・・。(私たちは景色を楽しみながら歩くのでせいぜい一日20~25km、最高でも30kmです) かたや時間の制限なく、自分のペースで八十八箇所だけじゃなく番外と呼ばれるお寺も参る人などなど。
遍路中、お参りの作法や禁止されていることなどはありますが、基本的にどのように回っても大丈夫。

道中、だいぶ歩いてそろそろ一息つきたいな・・ と思うちょうどいいポイントに、地元のボランティアの方々によって設置されているお遍路小屋という休憩所やトイレなどがあります。昔から安全に遍路ができるように、今もずっとそういった方々によって守られているこういった細かい気配りがあちこちにあり、それに出会うたびに、四国の人間としてもこのお遍路の文化はずっと大切に残していきたいと強く思います。

足摺に向かう途中にあったお遍路小屋。なんとお風呂や台所、布団まで用意されてあり、野宿中心で回っている方には涙モノです。近所に住むご一家が管理されていました。ゲストハウスのように、今まで利用された方々のコメントがぎっしり書かれたゲストブックまであります。


それからどんどん海岸沿いに進んで、ようやく足摺岬にある38番札所金剛峰寺に到着。納経所で「歩き遍路さんだけに」と言って、かわいいお遍路姿のストラップをお守りに頂きました。本当、こんな遠くへきたもんだ・・  感無量。


せっかく来たからにはもちろん足摺岬周辺も存分に楽しみます。 高知県の東側にある室戸岬もかなりの景観でしたが、ここはさらに圧巻。断崖絶壁の足摺岬展望台からずっと海沿いには椿の林が広がり、その先へずっと歩き進むと「白山洞門」と呼ばれる、波の侵食でできた自然の洞窟が波打ち際にどっしりとそびえていました。間違いなくテンションが上がった場所 その② です。 もう散々歩いた後だったのに、すっかり元気。

白山洞門へ続く、かなり急な階段。


白山洞門。岩の中心をよーく見ると、女性の横顔に見えてきます。

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今回、テンションが上がったもう一つの場所、その③。足摺岬からまだずっと西に向かって進んでいくとある、「見残し」という場所。弘法大師も「見残し」たから、その名前がついたとか。「見残し」と並んで「竜串」という場所があり、日本で初めて海中公園として指定されたとして有名な観光地になっています。

「見残し」へは、歩き道もありますが難所のため、通常はグラスボートという船底がガラスでできたボートに揺られて約15分。途中、サンゴや色とりどりの魚たちが見れるポイントでしばし廻船してくれます。


そしていよいよ2000万年前の奇岩群、「見残し」へ。風と波の浸食でできあがった不思議な岩たちと驚くほどの海の青さ。






けっこう険しい道もあったりして足元は不安定ですが、約50分で一周できるそうです。
お遍路じゃなくても、もし高知へ行くことがあれば、ぜひこの2箇所は寄ってください。ほんっとにオススメです。

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その後も延々とこんな道や
こんな道を歩き続け、八十八ヶ所の番所ではないけれど、絶対寄っておくべきだと道中でご一緒させて頂いた他のお遍路さんの強いお勧めにより月山神社もお参りさせていただき、四国の西海岸を経て高知最後の番所、延光寺の後も峠を越えて愛媛へ渡り、40番の観自在寺まで無事お参りして帰ってくることができました。

以上とっても長くてスミマセン&ほぼ景色のレポートのようになってしまいましたが、四国にご興味のある方は、ぜひ少しの距離でもいいのでお遍路として歩いてみてください。「四国」が「お四国」という世界に変わります。この意味は、案ずるより産むが安しです。

興味の無い方。観光としてでもいいのでこの高知南部へはぜひ訪れてみてください。南国ムードが漂い、山も海も人も生命力に溢れてて、カラダにエネルギーをいっぱいもらえますよ☆

2 コメント:

長くても読みやすかった記事だったな~。ありがとう、お遍路さん!
私も、いずれ八十八箇所の遍路を参りたいですから次の区間を参る時も語ってください!

パスちゃんには絶対ぜひ歩いてほしい!これでもかなり文章省略したんだけど、ほんっと好きやと思うわ~。
次回の愛媛へ行くときもお世話になります♪