2010年8月19日

和合の念仏踊り

和合へ至る県道。山間を縫うように走る

阿南町の和合は、長野県の南端に近い小さな集落で、約100世帯強が和知野川流域の山肌にに点在している。この山間の集落で、昔の念仏踊りの原型を色濃く残しているという和合念仏踊り(国重要無形民俗文化財)を見学に行った。情報元は当然飛騨高山のお祭り男である。
この踊りの起源については、1742年に村の宮下金吾という人が江戸からの帰りに川中島で覚えて帰ったという説がある。



300年の間伝承されてきた念仏踊り



踊りは8月13日から16日の夜に行われる。我々が行ったのは最終日。この日は一行は熊野社で神事を行いお神酒を飲んだ後おもむろに踊り開始。旗とか幟を持った村の長老に続いて、四垂の付いた菅笠に裸足のお兄さん達がそれぞれ太鼓、鉦、蓑傘などを携えて入場、独特のリズムと「ひょーお」という裏声の掛け声で神社の庭を踊り歩く。これは「庭入り」という儀式らしく、この庭入りの後半は、ヒッチキという棒とささらを持ったお兄さん二人が飛び跳ねながらぶつかりあう踊り?が見ものであった。かなり体力を使う動きなので、途中から二人ともハアハアと足もつれさせながらの熱演でありました。
 そして神社での儀式が終わると徒歩で元庄屋さんの宮下家に。ここでも同じ踊りが行われる(ひょっとしたら僕が違いがわかってないだけで同じではないかもしれませんが)。そして最後は長い階段を上って林松寺で最後の踊り。
念仏踊りがすべて終わった後は、参加者も含めて盆踊りを軽く楽しんでお開きであった。

宮下家の奥さんが話してくれたが、実は13日の踊りが一番長くて種類もたくさんあり、見ごたえがあるらしい。それを聞いてお祭り男が悔しがっておりました。
宮下家自体も築300年以上の古い家で、今でも家のどこかから古文書が出てくるらしい。

築300年以上といわれる宮下家



踊りの内容についてはこちらに詳しいです。

阿南町ホームページ
http://www.town.anan.nagano.jp/kankouguide/wagounonenbutuodori.html

全国盆踊りガイド
http://www.bonodori.net/zenkoku/wago/wagotop.htm


それにしてもこういう伝統的な地方の文化はこの先どのように伝えられていくのであろうか。
この村自体も昔は炭焼きで賑わい1600人程の人が住んでいたらしいが、今は300人程度。若者は多くないだろう。
和合でググってたら、信濃毎日新聞でこの念仏踊りの記事があり、この継承問題についても軽く触れてました。


山あいにある和合の人口は約300人。保存会員は高齢化が進んでおり、
帰省者も踊り手に加わる。
和合出身で念仏踊りに合わせて帰ってきた
飯田市砂払町の会 社員松村弥(ひさし)さん(34)は
「人口が減り続ける
和合では誰かが祭りを支えないといけない。体が続く限り踊り手として
参加する」
と話していた。


一旦外に出た若者が帰って来ない限り、村の維持も難しいと思う。しかし仕事があるのか。。。
こういう問題って多かれ少なかれ日本のほとんどの田舎が抱えているのであろう。

2 コメント:

わー、すごいですね。当日はゆかたも準備していたのに、体力の限界の為欠席しました(泣)Orz!!

伝統を守るって大変なことですよね。そういえば京都にいる頃、壬生の念仏踊り見ました!

あちらは子供念仏とかもあってすごく見ごたえがあったのを覚えています★

残念。ぜひ来年は一緒に行きましょう。
思ったんですが、歌を覚えて行くと楽しさ三倍増しだろうなと。