2010年9月5日

飛騨やんさを踊ろう

飛騨では多くの地域で代々伝えられている盆踊りがあり、夏の期間は盆踊り大会が大変盛んである。
オリジナルな盆踊りが存在しない京都育ちの人間にとっては、うらやましい限りである。また飛騨の盆踊りは、楽器にしても歌にしてもほとんど生演奏生ボーカルであり、テープを流しているのはお目にかかったことはない。これにもちょっとびっくり。

なので夏に高山に行った時はよく現地の盆踊り大会に参加する。
高山でよく踊られているのが「飛騨やんさ」「高山音頭」もう一つはなんだったっけ「よいとそれ」とかそんな感じの民謡です。
中でも飛騨やんさはリズミカルで元気があって踊りも簡単なので躊躇なく輪に入っていける。
この動画は今年のもので、宿からすぐ近くの名田町の路上でのものと、ジェイホッパーズ飛騨高山ゲストハウスからちょっと離れた小学校でのもの。



盆踊りとは元々は踊り念仏が起源だといわれている。この「盆踊りの世界http://www.bonodori.net/というサイトに盆踊りの歴史から全国の主要な盆踊りの案内、文化としての盆踊り論などが簡潔にまとめてあり興味のある人にはたいへんGood Jobなサイトだと思う。さらに英語サイトもあるのだ。


さて飛騨やんさであるが、その起源については諸説あるらしい。ネットで軽く調べたらこんなものがあったがいずれもロマンチックである。

1 江戸時代、幕府の圧政のため起きた大原騒動(百姓一揆)の時、情報を同志に伝える手段として歌詩を暗号に使って町に流させた
2 発祥は平湯温泉で生まれ、平湯峠を行き来する人々によって唄われたといわれる
3 信濃の国から飛騨攻めをした武田軍が陣中で踊ったもの。


また飛騨やんさの歌詞である。


やんさ踊りが 今始まるぞ
 婆さ出て見よ 孫だいて


今年しや豊年 穂に穂がさがる
 ますはとりおき みではかる

みのりよければ 稲穂の上で
 みやれ雀も 一踊り

音頭とりめが 橋から落ちて
 橋の下でも 音頭とる

拍子揃えて 品よく踊りゃ
 はやし太鼓の 音もはずむ

蝉が鳴く鳴く 千光寺山で
 下保桐山 よいと鳴く

下保桐山 よいとは鳴けど
 どこがよかろか 山の中

踊り踊って 嫁の口なけりゃ
 一生後家でも かまやせぬ

鳥も通わぬ 岳山なれど
 住めば都に 思われる

平湯峠が 海ならよかろ
 可愛い殿御と舟で越す

八重の山路 はるばるこえて
 山の都の 高山へ

祭ばやしの 太鼓の音に
 黄金波打つ 名田たんぼ

忘れられよか あのかみしもの
 後姿の 男ぶり

さあさ踊ろうよ 高山おどり
 仕事帰りの そのままで

招く柳に 呼ぶのは河鹿
 君の涼みの 筏橋


しびれる歌詞である。

「音頭とりめが 橋から落ちて 橋の下でも 音頭とる」
「踊り踊って 嫁の口なけりゃ 一生後家でも かまやせぬ」
このあたりに飛騨人の盆踊りにかける意気込みが感じられるではないか。
来年はこの歌詞を覚えて歌いながら踊りたいものである。

1 コメント:

盆踊り、長いこと参加してませんが本当にいいものですよね!!
そして紹介していただいたこのHP。見ごたえ満載でまさかココまで熱いとはっ!と正直驚いてしまいました。広島の盆踊りもリサーチしてみます★