進め、肉食女子

バーベキューの網の上でこげていくカルビみたいに、太陽にじりじり焼かれていく日々を、
いかがお過ごしでしょうか。ジェイホッパーズ京都のかりー(しばた)です。
土用の丑の日はもう少し先ですが、この暑さ、うなぎまで待てない!ということで、
チーム精力増強は、フライングいたしまして肉を食べにいきました。



「アジェ」という、わたしにはアジャ・コングしか連想させない名前のその店は、
高瀬川沿いにあります。かなりおしゃれです、場所は。
店内から川は、あんまり見えません。念のため。


かなりの人気店のようで、店の外には倉庫のふりした待合室があります。
テレビ(アナログ)では躊躇なく阪神戦の生中継。




待つこと15分。ようやく席へ通されます。
間髪いれず「ホソ(塩ダレ)」をたのみます。このお店の暗黙のルールです。




「ホソに始まり、ホソに終わる」。




あちこちのテーブルから炎があがり、店内は一見したところ、
ちょっとしたぼや騒ぎのような様相です。もちろん誰もそんなこと気にしません。
それ以上の黒にはなれないだろ、くらいの本気系黒色を帯びた換気扇は、
黒すぎて回っているのかどうかも、目視できません。
そして高瀬川から吹くそよ風にあおられた煙は、わたしたちの両目を直撃します。



ホルモンの油にやられ、
青唐辛子の逆襲にあい、
自称B級やきそばの濃厚さにボディーブローを食らったわたしたちに最後に手渡されるのは、
ひえひえのおしぼり。



この心境は試合を終えたアジャ・コングのと等しいのではないかとわたしは確信しています。



「京都といえば豆腐料理」、「女子はだまってノンオイル」「女はだまって三歩後」
なんてことを言っていると、
「アジェ」による返り討ちもしくはアジャ・コングによるモヒカン刈りにあいますので、
ご用心。



ホソ・・・牛の小腸 プリップリの油 噛むとじゅわ~と口中に油が広がります

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