2011年9月16日

猫と暮らせば



きづけば道端にころがってたセミの亡骸も台風に吹き飛ばされ、
秋の気配をはらんだ風が、わたしの部屋の窓をたたきます。
みなさんいかがお過ごしですか。ジェイホッパーズ京都のかりー(しばた)です。

ひとり暮らし、実家暮らし、旅暮らし、ひとの暮らし方は何通りもありますが、
この夏のわたしは借り暮らし改め、仮暮らしでした。
友人の知人(つまり他人)がこの夏の6週間、カナダへ高飛びをすることになったので、
その彼らの家と、そこに住む二匹の猫の世話役へ、わたしに白羽の矢が立ったのです。
ぐさっ。

京都の東の山にあるから、東山区。そこの入り組んだ路地を折れたりのぼったり。
セミの抜け殻が絡みついた門をくぐると、簡単な書置きだけが残されていた部屋があります。
縁側で寝ていた猫は、突然の仮住居人におどろいて屋根に駆け上がります。
なぜか塩だけがない台所で遅めの昼食を作っていると、
こっそり足元に戻ってきて短くニャアと鳴きます。

地上デジタルに対応していないテレビ画面には、
チャンプルーを食べるわたしとその横で猫缶を食べる猫の姿が、
ただぼんやりと映し出されます。
暗くなると静けさが盛大になって、
猫の出入りのために開けっ放しになってる家中の窓の隙間から、
掛け値なしの夜が伝わってきます。



家までつづく長いのぼり坂も、
ささくれだった畳も、
なかなか点かない風呂場の電灯も、
他人の暮らしだから引き受けることが出来ます。
これが自分自身の暮らしだったら、文句ぶーたれです。きっと。

最近引越しをした友人に連れ立って100円均一につっぱり棒を見に行っのが
やけにリアルで、これが暮らしだな、と思いました。

敷いたふとんの上、寝転がったわたしの横にぴたりとくっついてきた猫のぬくもりは、
仮暮らしでも、そこだけはリアルでした。
と、離れて暮らす今は思い出します。

1 コメント:

かりさんにはやっぱり仮暮らしが似合います。
ただ一生仮暮らしはやめましょうね。
というか、リアルとは何か私にも教えて下さい。笑

それはさておき、
ねこちゃんとの生活はお似合いです。