2011年12月12日

スパッション

Sigur Ros untitled 3
こちらを聞きながら読まれるのをおすすめします。

最近、受付で流すBGMがやたら暗いと評判ですが、みなさん、いかがお過ごしですか。
ジェイホッパーズ京都のしばた(かりー)です。

フィンランドの映画監督アキ・カウリスマキは空気が停滞した映画ばかり。アイスランドの歌手ビョークも奇声を発してばかり。ロシアが生んだ詩人プーシキンだって難しいことを言ってばかり。そう、それもこれも寒さのせいなんですよ、きっと。


冬はシャワーを毎日浴びなくてすむのでいいですね。
行水を怠けて3日目の夕方、見かねた同居人に近所の銭湯「スパッション」に連れて行かれました。
受付でお金を払おうとしたら、人がいない。その代わり、太った猫が寝ています。
それならロビーで待ちますが、それにしても座る場所がない。大きな犬たちが、丸椅子を占拠しています。そのうち「あら~ごめんなさいね」と、びっしょり濡れたおばさんが、女湯ののれんの向こうから出てきました。

おばさんにお金をわたし、入れ替わる形でのれんをくぐると、犬もついてきます。
パトロールでもするのでしょうか。
私はネパールで犬にかまれて以来、犬が、怖い。よりによってこちらは一糸まとわぬこの状態。体をタオルで隠すのも忘れて、くもった扉の向こう側へと逃げ込みます。


おばあさんおばあさんおばあさんおばあさんタオルおばあさんせっけんおばあさんおばあさんせっけんおばあさんおけおばあさん


スパッションの中はめくるめく光景が広がっています。
とりあえず、洗う場所が空くまでバブル風呂で待機します。が、待てど暮らせど、一向に場所は空きません。
スパッションのお湯は、熱い。
だんだん意識が朦朧として、「大根がどうのこうの」というおばあさんたちの声が遠のいていきました。

持参したせっけん類を持ち帰るのも忘れ、ほうほうのていで家に戻ると、付き添ってくれた同居人が、「日曜日は朝9時からやってるらしいよ。また行こう。」というので、風邪をひくと承知の上でそのまま目をつぶり、寝たふりをしました。

恐るべし、スパッション。





朝ぼらけ 有明の月と みるまでに 吉野の里に ふれる白雪


来年もよろしくお願いします。

4 コメント:

寒さで凍てついた脳みそと身体をドロドロに溶かしてしまうスパ パッション恐るべし。

太った猫の番頭といい、パトロール犬といい、短編ひとつくらい書けそうな内容ですね。

村上春樹「1984」内の「猫の町」みたいだね。帰ってこれてよかったね。

せめてシャワーぐらい毎日浴びて欲しいね・・・色々と弊害がでてくるやろ?

あと、せめてスパッション・さくら湯も京都の共通銭湯券使えるようになって欲しい。。。と、いうローカルねたですなぁ。

このまま行くと新年一発目のエントリーはおそらく・・・「本町会館」ネタかな?・・・
期待してます。

Sigur rosいいね。私も暗い、落ち込むおうな音楽すき出す。そんなカリーちゃまにはvaletというバンドをオススメします。

私はJ広島近くの「土橋温泉」に言った際に、すっきりして帰ろうと思ったら女湯のガラス扉を閉められていておでこを強打しました。(閉店間際でおばあちゃん締めちゃったみたい)

銭湯はカオスだね。あっネパール行こうとおもうのでかりーちゃんにまた聞きます。はい。

上野さん>>先程は豚汁ごちそうさまでした。本町は短編の舞台にもってこいです。あ!東九条には負けますが・・・。

みなとさん>>「本町会館」(成人映画館)ネタはハードルが高いです。この前まで「有頂天ラブホテル」やっていました。(タイトルが三谷幸喜の映画のパクリ)そのうち「素敵な拮抗縛り」とかやりだすんじゃ・・・(「素敵な金縛り」にかけて)。

ちかちゃん>>Valetね~聴いてみる!ネパールいくんかぁー!!いいなぁ。睡眠薬と狂犬病には要注意でっせ!