瀬戸内への旅(豊島編)

こんにちは。
ジェイホッパーズ広島、マサです。

前回、直島のことをブログに綴りましたが、今回はその続きの豊島(てしま)への旅について書きたいと思います。

直島から豊島へはフェリーで渡れます。
直島・宮浦港からもフェリーが出ていますが、私は高松発で直島・本村港経由のフェリーを利用しました。(約20分) http://t-ferry.com/

今回豊島での滞在時間が4時間ほどしかなかったため、島に到着するや否や自転車をレンタルし、豊島美術館目指して自転車をとばしました。豊島は坂が多いので(というか山を登ったり下ったり)、レンタルサイクルは電動自転車で楽チン。



 電動自転車は島の中学生だって追い越せます。

道中の景色は本当にのどかで、島には棚田が広がり、ご近所さんとのたわいない笑い声が聞こえてきたり、思わず心がほっこり。




30分程でしょうか。自転車をかっとばしてやっと豊島美術館に到着!
(この道中でかなり日に焼けたので、日焼け止めは必須です。)

棚田の合間に真っ白く丸い建物がふたつ。
そのうちのひとつにはぽっかりと穴があいています。
外観からはどんなアートなのか全く想像できません。



チケットを買うと、まずはルートに沿って茂みの方へと続くアプローチを進みます。ここでは美術館を取り囲む自然も全てがアート。季節の植物が花開き、瀬戸内海を見渡すことも。






アプローチを進んでいくと、美術館へ到着。
(館内の撮影は禁止だったので残念ながら写真はありません。)

靴を脱いで美術館の入り口をくぐると、いきなり衝撃を受けました。

柱も間仕切りもライトも無い、真っ白いコンクリートのひとつの巨大な空間。
天井には二つの穴があいていて、そこからは青空と木々がのぞき、気持ちのいいそよ風が建物内を吹き抜けます。すべて自然と作り上げられた空間が目の前に広がりました。

スタッフの人に教えていただき、よくよく足下を見てみると、床のいたるところに小さな穴が点在していてそこから不定期に水が湧き出ています。さらに湧き出た水が水玉となり、コロコロと床を転がって他の水玉と合流し、どんどん大きさや形が変わります。

また、よく見ると所々に天井から糸がのびていて、そよ風にのってひらひらと揺れていたり。

その空間を取り囲む自然と、空間の中に存在する音や水、糸の形は、季節や気候、時間帯によって常に変化し、二度と同じ形になることはありません。

美術館について事前に全く下調べをしていなかった私にはかなり衝撃的な作品でした。
自然と一体化したアート、素晴らしい…というよりもすごかった!!


こちらの建物はカフェとショップスペース。
美術館を模したような空間になっています。


 


豊島美術館で受けた衝撃の余韻を楽しむ間もなく、朝ごはんから何も食べていなかった私たちはまた港へ向けて自転車で全力疾走。

島のお母さんたちの手作りご飯が味わえる「島キッチン」にも行きたかったのですが、帰りのフェリーまで時間が無かったので、港近くにあるレストラン、「イル・ヴェント」へ。これがまた衝撃でした。

のんびりしたのどかな島に突如現れた奇抜なデザインの建物!




中に入ると、一体ここがどこなのか分からなくなってしまいそうでした。







ここに来るまでに道に迷ってしまい、残念ながら本当に時間が無くなっってしまった私達。
ここではしぶしぶ瀬戸内のみかんジュースを飲み、島気分を無理やり味わってから、フェリーに乗り込んだのでした。。。

豊島には他にもまだまだ見所が満載!

次回はもっとゆっくり来るぞ、とリベンジを誓った豊島での一日でした。(いや、数時間。)




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