五大力さん
こんにちは。休兵衛のさおりです。
先日、京都は醍醐寺にて毎年2月23日に行われる「五大力さん」を見に行ってきました。
五大力さん、正式には五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ)とは…
醍醐寺開山以来一千有余年の今日に至るまで毎年2月23日に醍醐寺の祖師である、理源大師聖宝の遺訓に則って、上醍醐五 大堂等に於いて修行せられてまいりました「仁王会式(にんのうえしき)」の大法要を中心とする醍醐寺最大の宗教行事。(醍醐寺公式HPより)
だそうで、まぁ要するに、醍醐寺にまつられているコワモテの五大明王に、国の安穏や人々の幸せを願う法要で、1100年以上の歴史があるありがた~い行事ということらしいです。
23日当日に限り、ご本尊「五大力尊」の分身「御影(みえい)」が授与されるとだけあって、正午に訪れたころにはお年を召した参拝客の方々で境内が埋め尽くされていました。
この災難・盗難除けのお札は、京都の町屋や老舗はもちろん、各家庭の出入り口に貼られています。このお札を求めて、京都だけでなく全国各地から参拝客が後を絶たないんだとか。
この日、金堂前に出現した特設舞台にてひときわ参拝客の注目を浴びていたのが、「餅上げ力奉納」というイベント。五大力餅という特大の鏡餅を持ち上げる時間を競い合うこの行事は、力を奉納することで健康などの御利益が授かれると、戦後から始まったとされています。
ボディービルとアメフトで鍛え上げられた筋肉を今使わないでいつ使う!(今でしょ!)と、彼を参加させようという魂胆で連れて行った次第です。
参加受付締切前に到着したはいいものの、まるでプロレスのリングのような特設舞台で行われる恰幅のいい坊主3人による司会進行に盛り上がるおじいちゃんおばあちゃん達…。その予想以上の異様な雰囲気に気圧されたのか、「一生に一度の体験だから」と説得しても「イヤダ」の一点張り。
結局彼は参加することなく、他の参加者たちを見守ることになりました。
この五大力餅とやら、男性の部は重さ150キロ、女性の部でも90キロというのだから、さぞ力自慢のマッチョメン・マッチョウーメンがうようよやってくるだろうと期待していましたが、案外ひょろいお兄さんや還暦を迎えたご仁、140cmくらいの小柄なおばさんなどが参加していて拍子抜けしました。意外にもムキムキのお兄さんより、中肉中背の普通のおじさんが持ち上げていたのが印象的でした。
「がんばれ!」「よっしゃ~っ!」「まだまだいけるっ!」と誰彼かまわず声援を送るおじいちゃん達。檀上の坊主たちの華麗なMCっぷり。顔を真っ赤にして巨大鏡餅と格闘する参加者たち。スピーカーから大音量で流れる祈祷の念仏とすぐそばで行われている護摩焚きによって空から降りかかる灰…。
何とも摩訶不思議な時間が流れていました。
「花の醍醐」といわれるように、桜の花で有名な醍醐寺ですが、この時期の醍醐寺もなかなか味があっていいものです。
アメリカ人の彼はというと、餅を持ち上げその体勢を維持するためにはどういうテクニックがいるかを真剣に考え込んでいたので、来年もしかしたら参加してくれるかも知れません。
私もちょっと鍛えて参加しようかしら、なんて。
先日、京都は醍醐寺にて毎年2月23日に行われる「五大力さん」を見に行ってきました。
五大力さん、正式には五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ)とは…
醍醐寺開山以来一千有余年の今日に至るまで毎年2月23日に醍醐寺の祖師である、理源大師聖宝の遺訓に則って、上醍醐五 大堂等に於いて修行せられてまいりました「仁王会式(にんのうえしき)」の大法要を中心とする醍醐寺最大の宗教行事。(醍醐寺公式HPより)
だそうで、まぁ要するに、醍醐寺にまつられているコワモテの五大明王に、国の安穏や人々の幸せを願う法要で、1100年以上の歴史があるありがた~い行事ということらしいです。
23日当日に限り、ご本尊「五大力尊」の分身「御影(みえい)」が授与されるとだけあって、正午に訪れたころにはお年を召した参拝客の方々で境内が埋め尽くされていました。
この災難・盗難除けのお札は、京都の町屋や老舗はもちろん、各家庭の出入り口に貼られています。このお札を求めて、京都だけでなく全国各地から参拝客が後を絶たないんだとか。
さて、私がこの霊験あらたかな宗教行事をアメリカ人の彼氏を連れて見に行こうと思い立ったのは、何もこのお札が目当てではありません。(興味ないわけでもないけど2000円ってけっこういい値段・・)
ボディービルとアメフトで鍛え上げられた筋肉を今使わないでいつ使う!(今でしょ!)と、彼を参加させようという魂胆で連れて行った次第です。
参加受付締切前に到着したはいいものの、まるでプロレスのリングのような特設舞台で行われる恰幅のいい坊主3人による司会進行に盛り上がるおじいちゃんおばあちゃん達…。その予想以上の異様な雰囲気に気圧されたのか、「一生に一度の体験だから」と説得しても「イヤダ」の一点張り。
結局彼は参加することなく、他の参加者たちを見守ることになりました。
この五大力餅とやら、男性の部は重さ150キロ、女性の部でも90キロというのだから、さぞ力自慢のマッチョメン・マッチョウーメンがうようよやってくるだろうと期待していましたが、案外ひょろいお兄さんや還暦を迎えたご仁、140cmくらいの小柄なおばさんなどが参加していて拍子抜けしました。意外にもムキムキのお兄さんより、中肉中背の普通のおじさんが持ち上げていたのが印象的でした。
「がんばれ!」「よっしゃ~っ!」「まだまだいけるっ!」と誰彼かまわず声援を送るおじいちゃん達。檀上の坊主たちの華麗なMCっぷり。顔を真っ赤にして巨大鏡餅と格闘する参加者たち。スピーカーから大音量で流れる祈祷の念仏とすぐそばで行われている護摩焚きによって空から降りかかる灰…。
何とも摩訶不思議な時間が流れていました。
「花の醍醐」といわれるように、桜の花で有名な醍醐寺ですが、この時期の醍醐寺もなかなか味があっていいものです。
アメリカ人の彼はというと、餅を持ち上げその体勢を維持するためにはどういうテクニックがいるかを真剣に考え込んでいたので、来年もしかしたら参加してくれるかも知れません。
私もちょっと鍛えて参加しようかしら、なんて。
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