日本語の知的表現
みなさんこんばんは。
ジェイホッパーズ京都のしばた(かりー)です。
先日ジェイホッパーズ京都ゲストハウス1階ロビーにある本棚を整理していたところ、ある一冊の本を発見しました。
その名も「How to sound
intelligent in Japanese」(邦題:日本語の知的表現)。
このイタい系の題名自体がすでにintelligentではない感じがしますが、なにかわたしを惹きつけられるものがあり中身を開いてみることに。
ぱらぱらページを繰っているとすごい表現のオンパレードに思わず目をひんむかずにはいられませんでした。
「静枝さんは賢いからあのエッチな課長をあしらうくらい朝飯前でしょう。」
Shizue-san wa kashikoi kara ano etchi na
kacho o ashirau kurai asameshi-mae desho.
おいおいおい。
13ページ目にしてすでに18禁ではないですか。
いったい外国人とどんな会話の流れでこんな表現を使うことがあるのでしょうか。
外国人(会話の主)と静枝さんとエッチな課長の関係が気になりすぎて、しばらく眠れそうにありません。
震える指でさらに先へすすんでみると、
「年をとり髪の毛が薄くなっても、平静な心を持ち続けられるとは限りません。」
言わんとしていることはわかりますが。
だからといってここで毛根のひ弱な方の気持ちをあえて逆なでしなくても。
だいたいこの会話の趣旨も意味不明。カツラ業界と組んでいるとしか思えません。
はげしくツッコみたくなる気持ちを抑えてさらに先へ。
「和幸さんは、会社をやめて鍼術を習い、スペイン人の奥さんと一緒にバルセロナに住んで、鍼術者として大成功しました。」
「奥さんが亡くなった後、金田さんは女性詐欺師の策術に陥って2億円を取られました。」
波乱万丈すぎるでしょ。お二方とも。
なぜサンプルが一般的な中年男性ではなく、ホリ○モンや小室○也を連想させるバラ色の珍生的中年でなくてはいけないのでしょうか。
その日からこの本を使ってお客さんと会話がしたいため、本棚の目立つところに置いているのですがまだ誰一人として手に取る人はおりません。
ビビアン・スーのようなたどたどしい日本語でこんな内容を会話されても、ぜんぜんグッとこないですがね。
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