あぁ夏やすみ
歩いて帰る夏の夕暮れは、夏やすみの終わりを思い起こします。
夏やすみの方も夏やすみでない方も、年中夏やすみみたいな方も、お元気ですか。ジェイホッパーズ京都のかりー(しばた)です。
夏バテ、もとい夏ボケで、館内清掃中に階段から落ちたのは、このわたしです。左尻が蒙古斑です。
わたしは2日前まで、京都市の西院という町に住んでいました。
名前のとおり、市の西の方角にあって、祇園や先斗町とは一線を画した栄え方をしている町です。便利といえば便利ですが、はんなりとは対極にあるような町です。
ミスタードーナツがつぶれて、サーティーワンアイスクリーム屋ができるような町です。
そんな町が、1年に1度、色めきたつ日があります。
8月6日と7日に行われた「西院ミュージックフェスティバル」です。
名前のとおり、西院である音楽の祭です。
この日ばかりは、コーヒー屋も銭湯も神社もレンタルビデオ屋も路面電車も、全てが祭の会場と化します。
町のいたるところに、ギターケースやアンプが見え隠れして、薄目で歩いてみると高円寺か下北沢にいるような気分になれます。
友人と連れたってこの日はタダだからってライブハウスでミュージシャンのプレイを拝見し、CDまで買い、いっちょまえにメンバー全員からサインまでしてもらったのは、このわたしです。
京都で迎える3年目の夏は、相も変わらず暑いです。
自転車で鴨川を北上するとき、丸太町通りの橋を通過する市バスと遠くにある山のセットは、もう500回以上見たような気がします。
それでも夕暮れ時にうろうろすると、夏やすみの終わりを過ごしている気分になるのは、京都の町の不思議です。
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