メトロに乗って

気づけば勝手に冬が立ってました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ジェイホッパーズ京都のかりー(しばた)です。


先日やんごとなき事情があり、四半世紀ぶりくらいに大阪の地下鉄に乗りました。
御堂筋・・・ですか?あれは。あれれ、四ツ橋?千日前・・・?どないやねん。わからへんねん。
なんで「なんば」って名前の駅が3つも4つもあるんじゃい、と一緒に行った京都花宿の受付嬢・わ○な氏と辟易しました。どやさ!

それにしても地下鉄駅直通の「なんばウォーク」という通り(?)は興味深いですね。
両サイド、揚げ物、ラーメン、こってり、粉もん、また揚げ物。さすが食いだおれの街・大阪。これに比べれば、横浜駅地下街のラインナップなんてお子様ランチ以下ですわ。
そしてその威風堂々たる店様の閉店が早いこと。まだカレー食べてるのに、「お先にお会計おねがいしまーす」なんて全然お願いされてない感じで金をむしり取られ、さっさと店じまい。22時。
そして突如としてあわられるアートパーク。

「1番街のアートパークにはシカゴ美術館所蔵作品の複製陶板画が並ぶシカゴギャラリーがあり、道行く人々の目を楽しませています。」云々
って誰の目も楽しんでないし。みてないし。アミューズ(楽しませる)っていうかアビューズ(乱用する)なんじゃあ・・・。

・・・疲れた。


地下鉄といえば、中央アジアはウズベキスタン共和国の首都、タシュケント。
中央アジアの国々で一番早く地下鉄が開通した場所ですが、その駅の美しいこと。
各駅ごとにテーマがあって(それが平気な顔して「宇宙」だったりする)、駅によって内装デザインが全て違うんです。照明・壁画・ベンチにいたるまでさりげない工夫とこだわりがあります。
創造性と多様性という、生産性と効率からすごく遠いところにあるもので駅を作っているのが、なんかいいなと思いました。

しかもメイド・オブ・大理石。
大理石だけでは物足りず、金属、ガラス、花崗岩、彫刻入り石膏などもふんだんに使われています。
わたしのウズベキスタン滞在は1ヶ月でしたが、駅を見て回るのが楽しくて毎日地下鉄に乗りまくるという。ウズベキスタンくんだりでまさかの鉄ッチャンになるとは。

でも、美しさ一辺倒の一筋縄でいかないところがやはり旧ソ連、嗚呼ウズベキスタン共和国。
これらの地下鉄駅、じつは政府の核シェルターなんです。
つまり軍事施設。
だから写真撮影は禁止だし、警備員もゴロゴロおります。

もし核戦争とか起きたら、政府の要人を筆頭にタシュケントに住む大勢の人が、この美しいシェルターに逃げ込むんでしょうね。崩れゆくアーチ型の天井から壮大なシァンゼリアが落ちてくるときのBGMはチャイコフスキーでしょうか。嗚呼ウズベキスタン共和国。



以上、地下鉄ヨモヤマばなしでした。
おしまい




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