雨の日の三十三間堂
京都で働いて、早や3年目ですが、
お寺や神社、観光名所が目白押しの京都には、訪れたことのない場所が言葉通り山ほどあります。
身近にあるからこそなかなか行かない場所たち。
そんなわけで。
先日急に思い立って、三十三間堂へ行ってきました。
駅からてくてく歩くこと20分、三十三間堂に到着。
と、途端にパラパラ雨が!
急いで館内へ。
お盆の真ん中であっただけに、悪天候にも関わらず中は人でにぎわっており。
しかしながら、お堂の中に一歩踏み入れると急に静寂が。
荘厳な雰囲気が漂い、その傍から突如目の前に現れる観音様がずらり。
1001体の観音様が安置されている。
と、知識で知ってはいたものの、いざ目の前にすると圧巻です。
薄暗い館内に佇む独特の静けさと濃密な空気感を全身に感じ、普段使わない感覚が揺さぶられるかの気がします。
観音様の表情の不思議な魅力。
そして、圧倒的な印象の観音像もさることながら、ちょっとしたおすすめは、
建物真ん中に位置する、縁側部分。
館内は重厚な雰囲気が漂い、集中して見るため、途中でこの縁側で一息、が、ちょうど良い。
見開けた庭の景色を、のんびり眺めながらしばし休憩。
私が訪れたその時は、急にまた雨が降り出しましたが、それもまた趣。
大きな庇からつらつらと糸のように流れ落ちる、雫の風景は、なかなか美しい。
しばし日常を離れ、心は空白に。
京都の中心に近い場所にありながら、静かな時間を楽しむことができました。
次は。。
半年後くらいにまた、急に、ふらりと思い付きでどこかへ行ってみようかな。
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