うちのバブリーばあちゃん「美代子」
最近めっきり寒くなってきましたね。ヒートテックを出して着てみては、地下鉄で汗かいてるエミコです。
このたびお休みをいただいて、ひっさしぶりに実家に帰ってきました。
まずわたしの実家がどんなところにあるかというと、広島と岡山の県境の町で、なおかつ鳥取にも結構近い、超緑がキレイな町です。
地図で見ると
上の地図の左上にある黄色い新見市というところの左側のラインと、下の地図の赤い庄原市東城町の右端のラインがぴったり重なるあたりにあります。どちらも市のサイズ感で言うとかなーーーり大きく見えますが、市町村合併の産物であり、大半は豊かな自然です💑
新見市の中でも私の町、哲西町は新しい物好き、お祭り好きが多いことで有名です。哲西の特に西側の人は、生活圏はほぼ広島県の東城町で、1番近い街の福山市には車で1時間ぐらいです。哲西はGWにお田植え祭があったり(ブログ記事発見😻https://omatsurijapan.com/blog/otauematsuri-okayama/)、米粉パン(こちらもブログ記事発見😻https://nimmi.jp/niimilife20180905/)が有名です!エミコのおかんもこめ工房さんでパン作ってますよ!!
芸備線という電車(地元では汽車と言いますよもちろん!上に電線ないタイプです!)もあります!かつては広島市内まで走っていたと言いますが、今は新見ー備後落合間を行き来しており、昨年の豪雨で橋が流されて区間運転をしていましたが、やっと先週ぐらいに全面復旧したそうです。
もちろん1両です!整理券を取って乗るシステムで、ICカードなど対応しておらず、1日5往復するだけというとってもシンプルなものです。でも地元の学生たち、病院に行くおじいちゃんおばあちゃんには大切な交通手段です!!都会の人は「今日は1駅、前で降りて歩いて来たわ」と言いますが、こんな田舎での1駅は歩く距離じゃありません。なんなら川も山も越えないといけないので、正気の沙汰ではありません!
ということでとんでもなく前置きが長くなりましたが、今回はわたしの好きな美代ちゃんこと、自分のおばあちゃんのことです。
美代ちゃんは広島県側の出身で、お見合い結婚と聞いていますが、多分なんなら結婚前に1回も顔合わせたことなかったぐらいのいきおいで三上家にやって来ました。うちのじいちゃんはそれはそれはやりたい放題やってきて、バブル期の景気も手伝って、相当伝説が多いようです。
おじいちゃんが好き放題して愛想つかせた美代ちゃんが実家に帰らせていただきます!!と歩いて帰ってた時に(←ヤバすぎ)、車が追って来て、美代ちゃんは「あれっ?!運転手がいないのに車が動いてる…!なんなら来たしコッチ…!」と見たら、当時12歳だった、おじいちゃんの1番下の弟が運転して「姉さん迎えに来たよ」と登場したそうです(←ヤバすぎ)。しかもおじいちゃんが気まぐれで始めたタクシー会社の車で。意味不明。もともとひいおじいちゃん世代が始めた食堂・喫茶店・宴会場・カラオケスナックをしていたのですが、最近はカラオケのみでのんびりやっています。
毎晩、地元のパリピたちで超にぎやかなレトロすぎる田舎のカラオケスナック。
美代ちゃんは名物ママとして50年このカラオケスナック「まき」に立ち続けています。今はわたしのおばさんがメインでやってますが、美代子ママ目当てに来てくれる人ももちろんいます。多分とんでもない人間ドラマを見てきているので、美代ちゃんはいろいろ動じません。そしてたまに出る辛辣な物言いと、愛嬌と、誰にでも対応する見事な柔軟性、歌が下手な人が何曲も歌おうとすると本人の前で編み物を始めるという奇抜なスタイルはまさに芸術です。美代ちゃんが作るドリンクは濃いめです。
美代ちゃんは寝ません。この50年間はほとんど、睡眠時間は4時間だそうです。昔はお店の仕事だけでなく、婦人会でも派手に奥様連中と出かけまくってたし、ゴルフもしてたしでした。おばあちゃんの服は常に派手です。そして結婚式用のクラッチバッグをいくつかもらったんですが、全部めっちゃ可愛いです。おしゃれ。
今は朝から神社にお参りに行って、旬の野草やキノコを採りに行って、近所の人に自分が作った総菜を配りに行ってまた野菜をもらって帰って、うちにコーヒー何回か飲みに来て、夜のカラオケで出すお通し(お通しが多すぎて定食レベル)の準備をし、お客さんを迎えます。編み物教室と大正琴教室にも行ってます。すごすぎです。
今回もわたしが早起きして7時頃に散歩していると、柿を干している美代ちゃんに遭遇。
そして前の日に採って来たものがあると見せてくれました。
立派なキノコと可愛いお花です。「え、このキノコなんていうやつなん?」と聞いたら『わからんのんじゃけど多分ハタケシメジ言うやつじゃと思うんで』と。え、定かではない。『半屋のおじさん(未だに屋号で呼びます!)へ聞きぃ言ったらハタケシメジじゃけえ食べれるでぇ言よーたけど、まあアテにならんけえなあ、あのおじさんもキノコじゃいやあ』。え?ディスった?自分で聞いておいてディスった?www 「ほんなら料理して半屋のおじさんへ最初に持ってってあげりゃあええが」と言ったら『まぁさすがに死んでもろうちゃあ困るけぇなぁ』と。朝からなかなかパンチの効いた会話でした。
美代ちゃんは負けず嫌いです。町のグランドゴルフ大会で27人中、全く普段練習しない状態で準優勝に輝くという超人です。今回は優勝狙ってもええけどなあ、と余裕のコメント。
そして美代ちゃんは世話好き。特に食に関して。奥さんが先に亡くなった人、一人暮らしの人などに大晦日におせち弁当を作って渡しに行きます。あと美味しいなと思った料理は絶対自分で作れるよう挑戦します。今回帰る時に京都のお漬物屋さんでたまねぎが丸ごと漬けてあるやつを買って帰ったら、それも「もう袋は捨てたん?材料が書いてあるじゃろう、ちょっとちょうでぇ、作ってみるけえ」と。もう尊敬しかないそのあくなき探求心。
美代ちゃん定番語録もいくつかご紹介します。みなさん使って下さい。
きちゃなげな=こぎたない
やっちもねぇ=どうしようもない
ようまつげな=余計な事で
と言ってもこの3つの訳は多分ニュアンスで限りなく近いものです。www
わたしも美代ちゃんみたいにハツラツとして、向上心を持って精進していきたいと思います。みなさま最後までお読みいただきありがとうございました。
このたびお休みをいただいて、ひっさしぶりに実家に帰ってきました。
まずわたしの実家がどんなところにあるかというと、広島と岡山の県境の町で、なおかつ鳥取にも結構近い、超緑がキレイな町です。
地図で見ると
ネットから拝借しております
上の地図の左上にある黄色い新見市というところの左側のラインと、下の地図の赤い庄原市東城町の右端のラインがぴったり重なるあたりにあります。どちらも市のサイズ感で言うとかなーーーり大きく見えますが、市町村合併の産物であり、大半は豊かな自然です💑
新見市の中でも私の町、哲西町は新しい物好き、お祭り好きが多いことで有名です。哲西の特に西側の人は、生活圏はほぼ広島県の東城町で、1番近い街の福山市には車で1時間ぐらいです。哲西はGWにお田植え祭があったり(ブログ記事発見😻https://omatsurijapan.com/blog/otauematsuri-okayama/)、米粉パン(こちらもブログ記事発見😻https://nimmi.jp/niimilife20180905/)が有名です!エミコのおかんもこめ工房さんでパン作ってますよ!!
芸備線という電車(地元では汽車と言いますよもちろん!上に電線ないタイプです!)もあります!かつては広島市内まで走っていたと言いますが、今は新見ー備後落合間を行き来しており、昨年の豪雨で橋が流されて区間運転をしていましたが、やっと先週ぐらいに全面復旧したそうです。
もちろん1両です!整理券を取って乗るシステムで、ICカードなど対応しておらず、1日5往復するだけというとってもシンプルなものです。でも地元の学生たち、病院に行くおじいちゃんおばあちゃんには大切な交通手段です!!都会の人は「今日は1駅、前で降りて歩いて来たわ」と言いますが、こんな田舎での1駅は歩く距離じゃありません。なんなら川も山も越えないといけないので、正気の沙汰ではありません!
ということでとんでもなく前置きが長くなりましたが、今回はわたしの好きな美代ちゃんこと、自分のおばあちゃんのことです。
美代ちゃんは広島県側の出身で、お見合い結婚と聞いていますが、多分なんなら結婚前に1回も顔合わせたことなかったぐらいのいきおいで三上家にやって来ました。うちのじいちゃんはそれはそれはやりたい放題やってきて、バブル期の景気も手伝って、相当伝説が多いようです。
おじいちゃんが好き放題して愛想つかせた美代ちゃんが実家に帰らせていただきます!!と歩いて帰ってた時に(←ヤバすぎ)、車が追って来て、美代ちゃんは「あれっ?!運転手がいないのに車が動いてる…!なんなら来たしコッチ…!」と見たら、当時12歳だった、おじいちゃんの1番下の弟が運転して「姉さん迎えに来たよ」と登場したそうです(←ヤバすぎ)。しかもおじいちゃんが気まぐれで始めたタクシー会社の車で。意味不明。もともとひいおじいちゃん世代が始めた食堂・喫茶店・宴会場・カラオケスナックをしていたのですが、最近はカラオケのみでのんびりやっています。
毎晩、地元のパリピたちで超にぎやかなレトロすぎる田舎のカラオケスナック。
美代ちゃんは名物ママとして50年このカラオケスナック「まき」に立ち続けています。今はわたしのおばさんがメインでやってますが、美代子ママ目当てに来てくれる人ももちろんいます。多分とんでもない人間ドラマを見てきているので、美代ちゃんはいろいろ動じません。そしてたまに出る辛辣な物言いと、愛嬌と、誰にでも対応する見事な柔軟性、歌が下手な人が何曲も歌おうとすると本人の前で編み物を始めるという奇抜なスタイルはまさに芸術です。美代ちゃんが作るドリンクは濃いめです。
美代ちゃんは寝ません。この50年間はほとんど、睡眠時間は4時間だそうです。昔はお店の仕事だけでなく、婦人会でも派手に奥様連中と出かけまくってたし、ゴルフもしてたしでした。おばあちゃんの服は常に派手です。そして結婚式用のクラッチバッグをいくつかもらったんですが、全部めっちゃ可愛いです。おしゃれ。
今は朝から神社にお参りに行って、旬の野草やキノコを採りに行って、近所の人に自分が作った総菜を配りに行ってまた野菜をもらって帰って、うちにコーヒー何回か飲みに来て、夜のカラオケで出すお通し(お通しが多すぎて定食レベル)の準備をし、お客さんを迎えます。編み物教室と大正琴教室にも行ってます。すごすぎです。
今回もわたしが早起きして7時頃に散歩していると、柿を干している美代ちゃんに遭遇。
そして前の日に採って来たものがあると見せてくれました。
立派なキノコと可愛いお花です。「え、このキノコなんていうやつなん?」と聞いたら『わからんのんじゃけど多分ハタケシメジ言うやつじゃと思うんで』と。え、定かではない。『半屋のおじさん(未だに屋号で呼びます!)へ聞きぃ言ったらハタケシメジじゃけえ食べれるでぇ言よーたけど、まあアテにならんけえなあ、あのおじさんもキノコじゃいやあ』。え?ディスった?自分で聞いておいてディスった?www 「ほんなら料理して半屋のおじさんへ最初に持ってってあげりゃあええが」と言ったら『まぁさすがに死んでもろうちゃあ困るけぇなぁ』と。朝からなかなかパンチの効いた会話でした。
美代ちゃんは負けず嫌いです。町のグランドゴルフ大会で27人中、全く普段練習しない状態で準優勝に輝くという超人です。今回は優勝狙ってもええけどなあ、と余裕のコメント。
そして美代ちゃんは世話好き。特に食に関して。奥さんが先に亡くなった人、一人暮らしの人などに大晦日におせち弁当を作って渡しに行きます。あと美味しいなと思った料理は絶対自分で作れるよう挑戦します。今回帰る時に京都のお漬物屋さんでたまねぎが丸ごと漬けてあるやつを買って帰ったら、それも「もう袋は捨てたん?材料が書いてあるじゃろう、ちょっとちょうでぇ、作ってみるけえ」と。もう尊敬しかないそのあくなき探求心。
美代ちゃん定番語録もいくつかご紹介します。みなさん使って下さい。
きちゃなげな=こぎたない
やっちもねぇ=どうしようもない
ようまつげな=余計な事で
と言ってもこの3つの訳は多分ニュアンスで限りなく近いものです。www
わたしも美代ちゃんみたいにハツラツとして、向上心を持って精進していきたいと思います。みなさま最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント