尾道、鞆の浦、独り旅。
色々とつかれているのです。
こんなことを書くと読むのもつかれるので書きませんが、いかん、このままでは負のループの繰り返し。そうだ、本でも持って、どこかへ出かけよう。
というわけで、ジェイホッパーズ広島店マネージャーC氏のブログを読み、鞆の津ミュージアムへ行くことにしました。せっかく西へ行くのなら、元ジェイホッパーズ広島店マネージャーのM氏に勧められた尾道にも行こうと決め、祇園祭巡行を終えたばかりの京都の街をせせこましく出発しました。
尾道は私が生まれ育った神戸に少しだけ似ていました。潮風が顔にまとわりついて、海と山があって。 その晩、尾道ラーメンなるものを食べましたが、茹で足りんくらいのスーパーアルデンテでした。よく噛んだ分、満腹感が増した気がしました。
朝、ワッフル染み込んでいくバターの匂いで、自分の中の何かが少し満たされました。窓から、集団登校する園児たちをしばらく眺めて、それから、行きしなのバスで半分くらい読み進めた本の続きを、また一章、読みました。
福山駅を背にして、バスはぐんぐんと緑を分け入っていきました。今風の外装をした美容院だけが景色から浮いていて、滑稽でした。カルピスのCMに出てきそうな、自転車に乗った夏の女子高生たちを追い越しました。
太陽がめいっぱい降り注ぐ時間、昔のまんまの鞆の町並みを歩いていると、関東から来たと思われる家族の会話が耳をつんざきました。「いいよねー、こういうふうにガラガラってドア開けたいよねー、絶対古い家に住みたいよねー。」はしゃぐ母親が娘にこういうしゃべり方をしてたんです。呆れた。
鞆の津ミュージアムは、手のひらサイズで、床がぼこぼこ気持ちよくて、着眼点が面白い美術館でした。本も1冊読み終えたし、こんな小さな旅だけど、何かを少し突破できたかも。
また行きたいなと思いました。
福山駅近くのスーパーで、帰路でつまむお惣菜を買いこみました。へぇー、京都よりがぜん物価が安い。
おはぎって美味しいね。
コメント
おはぎ最高~~^^