力を捨てる

ヨガに通い始めて数カ月。
約1時間のレッスンで、たくさん体を動かした後、必ず最後に屍のポーズで仰向け大の字になり、ふぅ～～～と全身脱力し、数分間リラックスしてから終わる。

こないだ、いつものようにヨガスタジオに行き、1時間のレッスンを気持ちよく受け、最後の屍のポーズの時、先生が

”たくさん動いた後は、たくさん休ませてあげる。しっかり動いた体をしっかり休めてあげる。動きも大切だけど、その分休ませることも大切。全ての力を抜いて、床に体が沈んでいく様に・・・”

この日はなんだか先生の言葉が心にじーんときた。
仰向けで、目を閉じ、力をだら～～～んと抜いて、寝落ちするかしないかのはざま、よりよく生きるための知恵というか気付きというか、頭に浮かんできた。

力を抜いてみる。

大の字になり、ふぅ～～～っと力を抜いてみる。

完全に力を捨ててみる。
どんどん、どんどん、力を捨てて、はぁ～～～と脱力。

力を捨てると同時に、
いらないプライドも捨てる。

いらないプライドが邪魔をして、
いらない力が体に入る。

ストレスを感じている時や
イライラ、腹が立っている時は
体に力が入ってるな～。
柔軟な心になれてない時は
まわりの人にも力を入れさせてるな～。

心が穏やかな時は、体も穏やか～。

プライドのせいで人や物事を許せず、
自分が正しいと思い、許すと負けた気分になる。
プライドのせいで、自分が間違ってても謝れない。
プライドのせいで、意地を張る。

考え方は人それぞれ。
それもまた楽しいと思える穏やかさ。
みんな違うから、いいんだよ。

ふぅ～～～

と力を捨てて、

はぁ～～～

とプライドも捨てる。

体の大の字。
心の大の字。

めっちゃくちゃ気持ちいい～～～。